約 3,249,303 件
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/12553.html
このページはこちらに移転しました 死にたいとき君はいない 作詞/なのもとに 手垢のついた世界 轍のような日々 君以外が見えなくなって 君さえ見えなくなったなら 僕は逃げ出そうと思っていたのに 今夜月が隠れたのは こんな僕に同情してか 太宰にすらなれない僕が死にたいとき もう君はいない もう君がいない世界で やっと気づいた 今更 僕は君以外のために死にたくはなかったのだ と 君のために生きていたかったのだ と
https://w.atwiki.jp/nikuq-niuniu/pages/1657.html
男の過去、女の未来 依頼主 :悩み深き男(イシュガルド:下層 X12-Y10) 受注条件:レベル51~ 概要 :聖バルロアイアン広場の悩み深き男は、頭を抱えているようだ。 悩み深き男 「私は、祖国のため神殿騎士団に志願しようと思っているのだ。 だが従騎士としての修行中は、例外なく「結婚禁止」となる。 勲功を立てて、騎士爵を手にするまで何年かかるか・・・・・・。 私には、幼いころに将来を誓い合った女の子がいた・・・・・・。 もうずいぶん昔の話で、その子の名前も思い出せなくなったが、 もし彼女が、今なお待っていてくれていたらと思うと・・・・・・。 その子は、アインハルト家の一門に引き取られたと聞く。 アインハルト家の者に聞けば、彼女の行方がわかるかもしれん。 どうか探し出し、もう自分を待つ必要はないと伝えてほしい・・・・・・。」 アインハルト伯爵邸のバーテロットと話す バーテロット 「幼いころに、アインハルト家に引き取られた女性・・・・・・。 お館様の方針でな、アインハルト家に引き取られ、 その支援を受けた子どもは多い。 それゆえ、たったそれだけの情報では、 その男と将来を誓った女性を特定するのは、困難だろう。 ただ、年齢的には「キャンプ・クラウドトップ」を率いる、 「ラニエット」様と同年代になるのではないか? あのお方に、訪ねてみるのがよいだろうな。」 ローズハウスのラニエットと話す ラニエット 「ふむ、幼くして我がアインハルト家に引き取られた、 私と同年代の女性を探している・・・・・・と? それなら、私の補佐をしてくれる「マリエル」が当てはまるな。 だが、結婚の約束をしたなどとは、聞いたことがない・・・・・・。 ともかく、本人に確認してみるといいだろう。」 マリエルと話す マリエル 「・・・・・・結婚の約束ですか。 言われてみれば・・・・・・そんなことも、あったような・・・・・・? ええ、おそらく私のことだと思います。 しかし、今の今まで忘れていましたし、 ラニエット隊長に仕えることが生きがいですので、 結婚などに興味はありません。 心優しいラニエット隊長に寄り付く悪い虫を退けきるまで、 そのようなことに、うつつを抜かしている暇はありませんから!」
https://w.atwiki.jp/tokyo_harem/pages/55.html
時間 2016-03-08~2016-03-22 コンプ報酬 プレミアムチケット*1 エンハンス量 級別 エンハンス量 初級 一体*10 中級 一体*30 高級 一体*30 超級 一体*30 初級 消費エンハンス なし 入手アイテム 入手可能アイテム 主要エンハンス ボスマス 中級 消費エンハンス 赤10 青10 黄10 紫10 入手アイテム 入手可能アイテム 主要エンハンス ボスマス 高級 消費エンハンス 赤10 青10 黄10 紫10 入手アイテム 入手可能アイテム 主要エンハンス ボスマス 超級 消費エンハンス なし 入手アイテム 入手可能アイテム 主要エンハンス ボスマス
https://w.atwiki.jp/dqff1st/pages/581.html
放送後暫くし、決意も新たにしたバッツだったが、これからの行動に関して少し考えなければならなかった。 祠をでるときに「次の放送がなったら戻ってくる」といったが、まさかこんなにはやく放送がくるとは思わなかった。 レナとファリスはもういないが、それでもここまできて戻るのは些か残念である。 ただ、ひとつ問題なのは、放送の時点ではあまりに衝撃が大きすぎて気づかなかったが、 先の訃によればビビという者も名を呼ばれており、それはたしかエーコの仲間であった。 となれば、祠にいる者たちも動揺しているだろうし、それで放送後自分たちがなかなか帰らぬようならばいらぬ心配をかけることになろう。 ここは戻った方がよいかもしれない。 しかし、やはり戻るのは惜しい。 バッツは溜息をつくと、クーパーに休憩しようとよびかけた。 クーパーは少し戸惑った。さっきの今で、歩き始めてからもまだ幾ばくと経っていないからである。 「変な顔すんなって。放送があったんだ、祠に戻るかこのまま行くか、考えなきゃならないだろ?」 クーパーはそう言われて初めて気が付いたかのような顔をした。 彼にとっても、先の放送はショックだったのだ。 「飯、食おうぜ」 「うん」 支給された簡素なパンを、久方ぶりに口に入れる。 「パン、無くなってきたね」 もさもさとしていて味気もなく、ただでさえ足りないのに、あと3,4食もしたらなくなりそうな現状を、 幼いながらにクーパーは心配していた。 「ああ。もしかしたら、もう無くなってる奴もいるかもな」 バッツは素っ気なく答えた。 「水も減ってきたよ」 「水は泉なんかから補給できるしな。食料は、民家からしか無理だろうが… 少なくともこの舞台では無理だ。次のステージでもしそういったものが得られなかったら、ちょっとまずいことになる… せめて虫とかがいたら、それを捕まえて食べられるんだが…」 それを聞くと、クーパーは口の中のパンをぶっとふきだして叫んだ。 「む、虫!?虫を食べるの!?」 「騒ぐなよ。近くに人がいるかもしれないんだぞ」 クーパーは慌てて口を押さえて、あたりをきょろきょろと見渡し誰もいないことを確認すると、必要以上の小声でもう一度同じことを言った。 「む、虫を食べるの?」 「最終手段だよ。でもとかげとかはけっこういけるぜ?あー、鳥はたいていいいけど、チョコボだけは駄目だな、うん」 「と、と、とかげ…」 どこか別の星の生物の言語を聞いたかのように呆然としているクーパーを見て、バッツは少し笑った。 (そういえば、あいつらと旅してるときに飯がなくなったときにも、レナとクルルは同じような反応をしてたっけな) ほんの暫くの間だったが、バッツは少し楽しかった。 数分して、この簡単な食事は終わった。 休憩といっても、外気の低さからじっとしていると次第に寒くなってくる。 あまり時間もかけられない。バッツは祠に戻る是非をクーパーに問い掛けた。 しばらく考えたあと、小さな声で「バッツ兄ちゃんに任せるよ」と言った。 クーパーには判断しかねたのだろう。結局、バッツに全権が委ねられることになった。 バッツはぼさぼさの頭をくしゃくしゃと掻き混ぜ、少しして「あ~」と低く唸ったあと、 「じゃ、行こうか」といって、歩き出した。 ぼーっと雪の中の足跡を見ていたクーパーは、はっとしてバッツの後を追いかけていった。 【バッツ@魔法剣士(アビリティ:時魔法) 所持品:ブレイブブレイド 第一行動方針:(戻るかそのまま南へ行くかは次の人に託します) 第二行動方針:アリーナ(アニー)、とんぬら、パパス、エーコの仲間(名前しか知らない)を捜す 基本行動方針:非好戦的だが、自衛はする 最終行動方針:ゲームを抜け、ゾーマを倒す】 【クーパー 所持品:天空の盾 第一行動方針:(戻るかそのまま南へ行くかは次の人に託します) 第二行動方針:アリーナ(アニー)、とんぬら、パパス、エーコの仲間(名前しか知らない)を捜す 最終行動方針:ゲームを抜け、ゾーマを倒す 【現在位置:ロンタルギアの北西の森から南へ(中央の砂漠を通る)】 ←PREV INDEX NEXT→ ←PREV バッツ NEXT→ ←PREV クーパー NEXT→
https://w.atwiki.jp/yu-gi-oh-2chdic/pages/689.html
九十九未来(つくも みらい) 九十九一馬の妻であり、遊馬と明里の母。 冒険家故に露出度こそ少ないが、孔雀舞にも匹敵するパツキンゲロマブナオンであることに変わりはない。 また、悩殺系の舞とは違い癒し系である。 一馬が遊馬ばかりかまう故、ふてくされていた明里を慰めることが多かった。 現在は一馬と共に行方不明になっている。 Ⅴことクリストファー・アークライトの口から一馬が行方不明になった経緯らしきものは語られたが、 なぜ彼女まで姿を消したのかはいまだに謎。 しかし一馬生存の一報がもたらされた際に家族が誰も未来の生存の可能性について言及していないことから、 一馬とはまったく異なる理由で、あるいは異なる時期に消息を絶ったのではないかという仮説も出ている。 実際には一馬と一緒に行方不明になっており、アストラル世界で一緒に閉じ込められていた模様で、そのせいで一馬と一緒くたの扱いになったようだ。 ちなみに名前の「未来」は「みく」とも読め、さらに「みく」は「39」と表すことが出来る。 声優は宮島依里(みやじま えり)。
https://w.atwiki.jp/srwdd/pages/393.html
イベント開催期間 2023年7月20日 14 00~8月15日 13 59まで(初級~超級) ※シナリオ1~3話は常設 イベント形式 シナリオ付きクエストのクリア及び各難易度のクリア イベント報酬 シナリオ第3話クリアストライクインターセプター(黒騎猛) 飛燕活殺機動突撃弾(R) 攻略情報 手持ちユニットを出せるので苦戦することは無い。チェイン系のバトルミッションが無いので気にせずフルオートでOK。 その他 通常のポイント形式のイベントと異なり、各難易度を一度クリアし、ミッションを達成したら周回する必要はない。 スパロボOG系を除けば初のショートシナリオイベントでの恒常新規参戦。今後新たなシナリオの追加、SSRやユニットの実装、本編ストーリーに参加するかどうかは不明。 他の常設ショートシナリオイベント同様シナリオ部分は常設なので、機体&パイロットとR1枚は常時入手可能。代わりに武器パーツは恒常ガチャに追加される。通常攻撃のアニメを使用したR武器はユニット実装時点では未実装だった。7月27日開催の第11回共闘戦で実装。 DD本編とは無関係の別世界が舞台。アクティヴレイドとデビルマンが共演する。アクティヴレイド側は1期と2期の間、デビルマン側は最終盤の状況。デビルマンは本編ではまだ中盤くらいなので大分ネタバレ感があるが、核心は伏せてある。 一応ラスボスのドゥラメールは原作の加筆エピソードで海水浴場で襲い掛かってきたデーモン。不動明を散々煽った後一撃で倒されてしまい、再生能力などの話は無かった。意味深ではあるが大したエピソードではなく、ドゥラメールの知名度の無さは採用されたのが不思議なくらい。「終わりの始まり」の直前に戦った敵だからか? コメント欄 名前 すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/mustnotsearch/pages/4525.html
KOEEE -- たたす (2017-10-22 20 08 21) 京極夏彦の小説は読んだことある -- テツロー (2017-10-22 20 48 10) これ小学校の時図書室にあったわ -- 名無しさん (2017-12-30 09 39 02) あったあったw -- 名無し? (2018-01-03 17 23 52) 子供泣くやろこれ -- チゲ鍋 (2018-01-10 00 35 56) 居ますね。 -- れえも (2018-01-10 15 22 00) 2年の頃見てねれんくなった -- れぐ (2018-01-13 11 21 18) あったw -- 字で (2018-02-04 15 45 10) 絵本だよなってナメてたやっべぇwwビビった -- かこかり (2018-02-20 16 40 41) 個汚わい -- なナス (2018-04-22 16 51 03) これ学校の図書室にあったわ -- Amazoh (2018-04-30 14 17 14) いるからね。 いるのかよ。 -- なナス (2018-04-30 16 18 30) 怖い。。。 -- おのの (2018-05-23 08 48 43) 普通に小学校にあるんだけど… -- のん (2018-07-16 21 36 17) びびった… -- 名無しさん (2018-07-18 23 11 12) これビビった。 -- 名無しさん (2018-12-25 16 50 04) これ、学校にあった。読んだけど、やばかったわー!!! -- KENT (2019-02-07 18 30 20) なつかC あまり覚えてないけど最後の「いるからね」がだいぶトラウマ -- 名無しさん (2019-03-29 22 10 42) 探してみるか、ワイも。 -- 名無しさん (2019-04-19 23 26 12) 学校の図書室にあったから借りてきた -- 名無しさん (2019-08-08 14 47 27) 厨房の頃特になにも考えずに読み聞かせで読んだいい思い出 -- 名無しさん (2019-08-18 14 13 47) いるからね。の奴誰なのか気になる -- クリス (2019-08-20 20 26 44) 何か小学校の時に先生に読んでもらった記憶が····· -- 坂田 (2019-09-01 20 51 04) 小学校のとき普通に読み聞かされたんだが -- しょぼーん (2019-09-08 09 19 19) 小学校にあった。ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ★ -- 名無しさん (2019-09-08 15 09 06) これまじで怖い。何故絵本にしようとしたのか…まあ、好きだけど -- itaita (2019-09-10 00 35 53) いるのいないの?だし。困ってるし。 -- 碑文谷教授 (2019-10-20 07 49 50) テレビの検索してはいけないだかって番組でこれが取り上げられてた あとは怒り新党のトラウマ絵本だか特集した時に表紙が一瞬だけ出てきたはず -- 名無しさん (2019-11-14 10 38 59) バケモノとかじゃなくて見た目比較的普通のオッサンなのが怖いんだよなこれ -- 名無しさん (2019-11-14 17 25 32) 前にブックオフにあった件 -- 名無しさん (2019-12-31 12 18 12) 小学校の図書室にあったような… -- 雪 (2020-02-18 21 27 37) いるんかい!!! -- ユースピンミー (2020-05-24 01 53 39) 俺の学校の図書室にもあった -- スカ苦手 (2020-05-24 02 06 31) 普通の大人なのが怖い -- メタトンNEO (2020-06-11 09 45 43) これ中学の時に学級文庫にあった…しかも一番読まれてたww -- 名無しさん (2020-06-27 09 50 06) ↑×7 それな -- フリンライダー (2020-06-27 17 51 22) もう絵の時点で怖い -- 名無しさん (2020-07-12 18 07 03) 最後のおっさん絶対喫煙者(偏見) -- 海草ライト君 (2020-07-12 18 14 29) あっ、これ小学校の図書館にあったやつだ! -- 名無しさん (2020-09-15 19 52 30) 怖すぎ... -- ゲーム太郎 (2020-09-20 16 52 46) 意外にリアルな絵本ですね。 -- ココア (2020-09-23 20 12 45) I☆RU☆YO☆ -- 名無しさん (2020-10-02 15 57 58) ↑ブフォ(笑) -- 名無しさん (2020-10-03 16 02 52) 覗いてる奴意外にイケメン -- (´◉౪◉`) (2020-10-03 17 06 45) ↑ミスです… 覗いてる奴以外にイケメ…そうでもないな -- (´◉౪◉`) (2020-10-03 17 08 13) 小学生の時読み聞かせされてクラスの子が泣いた -- 名無しさん (2020-11-21 12 52 17) 私の小学生時代の頃、図書委員がこの本をおすすめしてたなぁ~。 -- 名無しさん (2020-12-04 21 04 19) おじさんの強キャラ感半端ねぇ… -- ナイル (2021-03-15 18 48 29) これEテレの怖い絵本を読み聞かせする番組で取り上げられてて知らずに見てたらオチが結構怖かった。 -- 名前 (2021-04-21 11 27 30) いたぁあぁ!!(ゾクッ) -- 名無すさん (2021-05-23 12 30 41) ダークえなり -- (非課金) 2021-05-23 19 23 53 怪談コーナーにデデーン -- (Niti) 2021-06-10 17 39 07 幼稚園にあったわ笑 -- (名無しさん) 2021-07-12 17 28 59 見たのかい、じゃあ、いるんだねぇ -- (おばあちゃん) 2021-08-24 16 43 29 いるのいないの? ←居るよ(威圧) -- (っっ子) 2021-09-26 16 03 40 見たことあるww -- (名無しさん) 2021-10-08 20 15 16 上級生がどっちの本の方が怖いかで競い合ってたのを偶然見てトラウマになった -- (名無しさん) 2021-10-09 21 12 19 これ中学の図書室にあったwww(現在、中1) -- (ねろ) 2021-10-24 17 41 37 これ小学校の図書館にあった。怖くて話題になった -- (小学生) 2021-11-28 15 11 02 ダークえなりは草w -- (ねこた) 2021-11-28 15 17 55 こっちの小学校の図書室にもある。 -- (名無しさん) 2022-02-26 13 09 49 うん、幼稚園で見たかも、、 -- (検いけ好きマン) 2022-03-29 08 50 40 小学生の時読んだことある。 -- (趣味けんいけの人) 2022-04-14 15 28 06 削除しました。 読み聞かせの人が読んでた -- (ih) 2022-08-09 10 30 22 いるからね。 ←鳥肌 -- (はとめ) 2022-08-12 15 58 04 小学校にあったなぁ。このシリーズ結構怖いよな。 -- (nanasi) 2022-08-29 13 10 47 (このコメントは削除されました。) これを読んだ日は寝れなかった -- (名無しさん) 2022-12-23 22 15 39 幼稚園の頃読んでもらってトラウマなった。 -- (p) 2022-12-25 21 35 25 これ読んでから一時期天井見て寝れなかった -- (Ody) 2022-12-28 23 55 15 小学校の読み聞かせで見てトラウマになった -- (リンネ) 2023-01-11 22 19 32 これ小学校であったけど誰かがトラウマなって狂ったから捨てられてたは(誰かとは自分の) -- (Link ) 2023-01-22 10 54 26 見たことある -- (ききくてて) 2023-02-12 11 25 34 家にあるよ。 -- (ききくてて) 2023-02-12 11 26 10 デデドン‼︎ -- (名無しさん) 2023-03-11 11 26 00 英語の時間に英語の先生がググってたw -- (名無しさん) 2023-04-21 21 14 35 ↑(続き) -- (名無しさん) 2023-04-21 21 14 53 これ見て泣いてる人いたw -- (名無しさん) 2023-04-21 21 15 08 顔怖よ -- (堀山和彦) 2023-04-30 17 24 55 作者よ。マジで絵本でこれを描いた!!?? -- (名無しさん) 2023-06-09 08 48 02 学校にあるんだがw -- (名無し) 2023-07-15 13 20 25 普通におすすめされて見てたw -- (名無しさん) 2023-07-27 07 33 16 これ2010年代の絵本か、2000年代のかと思ってた -- (名無しさん) 2023-08-05 10 41 03 普通に読み聞かせされてたw -- (名無しさん) 2023-08-14 20 43 57 みたことがある気がするw -- (名無しさん) 2023-11-16 14 35 42 子どもがないた -- (ゆっくりしていってね) 2024-02-27 10 30 49 学校にあって、なぜか皆めっちゃ借りてた -- (動き出した骨) 2024-03-11 11 13 41 よーく見たら背景にもいる。 -- (ゴクリン) 2024-04-03 17 38 51 学校の図書室においてた気がするんだが、、、 -- (名無し) 2024-05-13 15 46 11 作者が大御所でびっくりしたやつだ。 -- (名無しさん) 2024-07-07 20 31 48 小学生の時見たような見てないような… -- (めろん) 2024-08-01 11 43 46 いるのかい!いないのかい!どっちなんだい!(?) -- (匿名でおなしゃす) 2024-08-20 11 23 11 初めて触れたホラー作品がこれ -- (名無しさん) 2024-08-31 09 38 16 こういうのしんじがたいですよね -- (ははーん) 2024-09-09 11 25 30
https://w.atwiki.jp/chaosdrama/pages/2476.html
元々は『仮・第二シルヴィ軍』という名称だったが、"この先の全て"を支配する意味が込められ『未来軍』と改名された。 シルヴィ軍同様、歴史的革命を起こしケイオスを最強の軍事大国に築き上げることを野望に掲げる。 世界征服という言葉もあながち間違いではない。 太陽を模した未来軍の紋章はミドビィのものからなる。 『太陽は全ての光であり、全ての光は太陽にある』という意もあり、元々太陽とは個人的意味合いとしては魂、自我、エゴ、権力、影響力、意志力、名誉などがある。 太陽の象徴する人物、あるいは社会的立場としては『権力者』を指し、常に世界の中心であることを象徴させる為にこのように描かれた。 政府軍の最強戦力である大将を沈めたほどの強大な力を持つ軍だったが、世界大戦にてマルクと彼女の仲間たちの武勇により事実上壊滅した。 【未来軍本体】 主にケイオスを拠点に活動する。 3億という大所帯を効率よく機能させるためにいくつかの部隊に分けられている。 それぞれの部隊長はOVERKILLら幹部が務め、配下の兵士たちを纏めている。 世界政府に匹敵する一大勢力である。 ミドビィ 詳細はキャラページを参照。 レイヴン デデデ率いるワドルディ親衛隊の一人、Rの正体。 仮・第二シルヴィ軍、通称「未来軍」の幹部の一人でミドビィの腹心。 外見はごく普通のワドルディであり、これと言った変化は見られない。 会話の際には、相手の言動に対して「不」の付く否定の言葉を放つ。 戦闘時は体半分が漆黒に染め尽くされ、ミドビィからは「黒を蝕す烏」(レイヴン)と称されている。 ポップスター出身で新世界育ちの為、潜在能力はワドルディ族とは思えないほどにかなり高い。 過去(混沌世界で大戦争が終えた頃)に、とある人物により人格の半分と記憶を奪われてしまう。 絶望の淵に沈んでいた時、新世界へ足を運んだミドビィに出逢ったことにより命を救われ、彼の腹心として召し抱えることを決意。 このことに感銘を受け、自身の死を否定してくれた彼に感謝し、以後絶対の忠誠を誓うようになった。 世界大戦が勃発すると数多の兵を連れて戦場へと赴き、政府の軍勢と交戦する。 突然戦いに乱入してきた真庭鳳凰が、かつて自身の人格と記憶を奪った張本人であったことを思い出し、彼との大戦に臨んだ。 鳳凰との一触即発の戦いの末に惜敗し、彼に看取られ静かに息を引き取った。 + 技一覧 漸次横断「黒烏被害」(ぜんじおうだん「からすひがい」) 黒い水を足元から地面へ染み込むように放水させ、地面下から黒い棘を生み出し敵を串刺しにする。 黒高退避「黒烏跳躍」(ここうたいひ「からすとび」) 自身が巨大な烏に変身する他、無数の烏を集めてできた分身として敵の攻撃を回避する様々な用途がある。 黒高退避「黒烏飛翔」(ここうたいひ「からすひしょう」) 周りの光に関係なく自分の影を対象へ伸ばし、影を伝って移動する異形の移動術。 移動術としての用途のほか、戦闘においては回避能力として真価を発揮する。 球威蹴散「黒烏切断」(きゅういけちら「からすぎり」) 刀を口に銜え、弾丸の如く目に留まらぬ速さで一直線上の敵を吹き飛ばす。 その威力は頑丈なボディで造られた兵器をも貫通するほどである。 遊戯殺気「黒烏足取」(ゆうぎさっき「からすあしどり」) 「背後にいる者は攻撃しにくい」というメリットを最大限に生かし、常に相手の背後を取る戦法。 また相手に気付かれず背後へ回り込めるという利点もある。 畜生刹死「黒烏弾幕」(ちくしょうせっし「からすだま」) 手刀を用いた戦法。近距離において絶大な威力を誇る。 メガイター 『コロコロカービィ』に登場した敵キャラ。 カオスドラマでは擬人化&女体化して登場。 外見は緑色のポニーテールした美少女女子高生にしか見えない。服装は常に灰色のパーカーで下は白スク水+白ニーソと非常に動きやすい格好。本人曰く、人間界のファッション(特にコスプレ)が好き。 また力を抑える為のリミッターとして橙のヘッドセットを付けている。一人称は「私」で口癖は「~もん」。気の変わりやすい性格。 笑顔の眩しい美少女だが、新世界育ち故戦闘能力は非常に高い。 元々メガイターとしての体がスライム状の為、物理的攻撃を受け流し無効化するという絶対的な防御力を誇る。 更にカオスソード「サングリティ」の所有者であり、それにより得た能力『迷彩困惑』(カムフラージュ)で敵を翻弄し、確実に仕留めることができる。 その強さを受け入れたミドビィに勧誘され、未来軍の幹部として入軍。 上記のこともあり、軍の配下たちからは「避役」(カメレオン)と呼ばれている。 世界大戦が勃発するとウィズと共にケイオスの住人たちと交戦するが、後のフーナとの一騎打ちで敗北し死亡した。 + 技一覧 エヴォリューター 敵から受けた攻撃を無力化させ、その上技のコピーすることで自身も使用できる能力。 デヴォリューター エヴォリューターで得た敵の技を繰り出す能力。 一度使用した場合、コピーした技は消滅する。 第一次戦闘力上昇 右腕に力を込め強化する。 第二次戦闘力上昇 左腕に力を込め強化する。 上昇劇 第一次戦闘力上昇力、第二次戦闘力上昇力でそれぞれの腕を強化した後、力を込めたブツ切りを繰り出す。 その強さはシャルの繰り出した斬撃と互角の威力を誇る。 迷彩困惑(カムフラージュ) カオスソードから抜き取った能力。 周囲の景色に溶けこむことが出来る能力。 召喚魔法「ペリュトン」 アトランティス大陸に棲んでいたとされる怪鳥の一種。 空を飛び、口から破壊光線を放つ。 ウィズ 『星のカービィ鏡の大迷宮』に登場した敵キャラ。 カオスドラマでは一度鏡の世界でカービィに敗れている状態から参加することになる。 何らかの経路でケイオスの、更にその中の新世界へ流れ着き、そこで自然に力を蓄えていく。 突如として現れたミドビィとの交渉により未来軍の幹部として入軍。 一人称「私」で二人称は「君」。 『氷結の手品師』(フリージング・マジシャン)を自称する者として、極寒世界の中を自由奔放に駆けることのできる氷結魔法の使い手。 故にミドビィからは「白を弛む兎」(ラビット)と称されている。 世界大戦が勃発するとメガイターと共にケイオスの住人たちと交戦するが、同じ氷使いである氷冬の斬撃を受けて敗北し、死亡した。 + 技一覧 氷結魔法『アイス・マジック』 中級魔法。 敵に掌を密着させ、全身から冷気を放つことで敵を凍結する。 氷結魔法『スノウ・サーベル』 中級魔法。 芯となる杖を凍らせ、氷のサーベルを作り出す。 氷結魔法『ウィン・ドゥン』 中級魔法。 三又槍型の氷塊を無数に飛ばす。 氷結魔法『フリーザ・ノック』 上級魔法 氷の彫刻を作り出し、敵に突進させる。 氷結魔法『絶帯零塗』(アブソリュート・ゼロ) 最上級魔法 空気中に飛んだ氷エネルギーを敵の身体に凝結させ、氷結爆発を引き起こす。 氷結爆発とは全身の体温が急激に絶対零度の値に達し、細胞を破壊されたような激痛が全身に迸ること。 邯鄲之歩(かんたんのほ) 何にも属さない正体不明の魔法。 本人曰く、上級以上はあるとのこと。 敵と同じ能力を発動する事ができる。非常に万能な魔法だが、一度繰り出す度に自身の寿命が減るというリスクを持つ。 召喚魔法「ユニコーン」 一角獣とも呼ばれ、額の中央に一本の角が生えた馬に似た伝説の生物。 身体の所々が凍結しており、そこから広範囲に広がる冷凍光線を放つ。走った跡は氷のフィールドとなる。 メタルジェネラル 『星のカービィWii』に登場した敵キャラ。 カオスドラマにおけるメタルジェネラルは、一度カービィに敗れた後の姿が描かれている。 ウィズと同じく何らかの経路でケイオスの、更にその中に新世界へ流れ着き、そこで自然に力を蓄えていく。 ミドビィの勧誘で未来軍に興味を抱き、またそれと同時に実質的な将軍の名を与えられることを約束され、彼らに賛同して入軍。 故に彼は未来軍の「突撃部隊将軍」の名を与えられ、日々ミドビィの為に忠誠を尽くしている。 軍内の配下からは「鬼畜将軍」(デーモン)と恐れられているが、部下からの信頼は熱い。 世界大戦が勃発すると単身で戦場に乗り込み、政府の軍勢に猛進撃した。 後にスカーフィと対峙し、一時は彼女を圧倒したが逆転され、最期は自身の放ったロケットごと蹴り飛ばされ、空中で爆散した。 + 技一覧 鬼飢一刀流「木枯」(ききいっとうりゅう「こがらし」) ソードによる縦斬りからの乱舞斬り。 EX状態では×状に切り裂いてからの乱舞斬りをし、最後に薙ぎ払う派生技“木枯一文弍(こがらしいちもんじ)”を繰り出す。 スパーキング・ラッシュ 跳躍し電気を帯びた細い針を四方八方へと無数に放つ。 EX状態では針では無く、もはや強力な雷を放つ派生技“エル・トール”を繰り出す。 ミサイル 背中の小型カタパルトからミサイルを放つ。 EX状態ではミサイルがホーミング化され、更に放つ回数も増える。 デストラクションミサイル 何処からともなく自身の二倍ある大きさを誇る大型ミサイルを出現させ、それに飛び乗り大空を舞った後標的に目がけ突撃する。 EX状態では更にもう二つ大型ミサイルを用意し、計三台で標的に突撃する派生技“デストラクションミサイル「トリプル」”を繰り出す。 電撃シャトルループ 電気を帯びて身体で円を描く様に宙を回り、敵に目掛けて突撃する。攻撃後隙が多いのが弱点。 EX状態では∞を描くように宙を回り突撃する派生技“ムゲン・ザ・シャトル”を繰り出す。 また弱点の隙の多さも修正され、攻撃後は直ぐに背後へ振り返ってカオスソードで薙ぎ払う。 小型UFO 小型UFOを三体(決まっている)出現させ、小ビームを放つ。 EX状態では小ビームを放った直後に敵に突撃して自爆する派生技“UFO'sショウカン”を繰り出す。 時限爆弾 時間で爆発する地雷のようなものを地面に設置する。 EX状態では爆発後に火柱が立つ派生技“マグネットボム”を繰り出す。 鬼飢一刀流「風嵐」(かざあらし) EX状態のみ使用。 カオスソードによる、氷冬の使用する“紋衫魅視流”に酷似した必殺奥義。 刀を風車のように片手で回転させながら、突進して滅多斬りをする。 【三大天】 未来軍の陸海空の三大軍を統べる三人の総大将。 未来軍が誇る最高戦力の一つであり、総帥ミドビィに代わり全軍の指揮権を持つことが許されている。 ジェクラン 巨大宇宙戦艦カルヴァリー、即ち未来軍第三本部の管理者。 下記のOVERKILLを参照。 ??? 未来軍第二本部の海底要塞の管理者。 マルクをはじめとするケイオスの住人たちとの戦いに敗れ死去する。 劇中では名は明かされていない。 【OVERKILL】 26名の能力者(グレイター)ティンクル族で構成された精鋭部隊。 総帥であるミドビィを首領に、彼の命令を忠実に遂行する。 シルヴィ軍より突出した圧倒的戦闘能力と最強形態を持つ。 各々にA~Zの称号が与えられているが、これはシルヴィ軍の様に各個人の力量を示したものではなく、 識別番号である(故に称号から各人の戦闘能力を判断することはできない)。 「隠密部隊」や「侵攻部隊」、「終焉を告げる者」といった部隊を擁している。 一人一人が一騎当千の実力者であり、全員が【最終完成体能力者】であるため特殊な固有能力を持つ。 義務的な事ではないが全員使用する武器や体の何処かに未来軍の紋章と自分のマークを刻んでいる。 殆どの者それぞれが未来軍支部の管理を務めており、その周辺一帯を支配し軍事基地としている。 しかしマルクをはじめとするケイオスの住人たちとの戦いにより、殆どの者が倒され、撤退、死亡あるいは行方不明となった。 『終焉を告げる者(ディグロッケ)』 全六名で構成されたOVERKILLの中でも突起された特殊部隊。 die glockeはドイツ語で"鐘"の意。 + ... A:ゼイン 投薬実験により変異体と化した殺戮のティンクル族。不定系巨人種、攻撃型。外見はこちら。 誰彼問わず、種族同胞をも食い殺すその凶暴さから未来軍第23-E支部の監獄「ツヴィンガー」に幽閉されていたが、 世界大戦時に戦場に投下され、政府軍の将校等を喰らい尽す。 世界大戦にて戦死。 B:イテューン 奇襲部隊副隊長を勤める少女。本格系、特殊速度型。外見はこちら。 世界大戦にて戦死。 C:ジェクラン 本格系、特殊防御型。外見はこちら。 未来軍侵攻部隊隊長及び、宇宙戦艦カルヴァリー指揮官を務める。 ミドビィに対する高い忠誠心と未来軍としての確固たる誇りを持つ。 黒い四角形を操りあらゆるものを遮断する能力を持ち、それを駆使した知識戦略を得意とする。 未来軍壊滅後は自身を筆頭に残党軍を立ち上げて軍の復興を目論む。 + 技一覧 ブラック■ブロック 地面や異次元穴から黒い四角形の柱を出現させ、自由自在に操る。 天を貫くほどの長さを誇り、無数に出現させる事が出来る故、破壊されても何ら問題では無い。 出現する速さも自在にコントロールでき、超高速で敵を仕留め瞬殺させる事が出来る。 攻撃手段の他、敵の攻撃を遮断したり柱に乗っての移動手段もある。 単純故とにかく応用がし易く、それでも一本の柱による破壊力は早さに比例し、無論早ければ早いほど絶大級である。 ★完成体:(名称不明) 相手の感覚を遮断し"無"にすることで活動停止に追い込むことが出来る感覚遮断能力。 相手だけでなく自分にも能力をかける事が可能で、負った傷や悪循環を遮断する事が出来る。 ただし相手も自分も、この能力を長時間かけていると凄まじくも恐ろしい幻覚を見るようになる。 D:ヴェリヴォ 本格系、特殊技能型。外見はこちら。 大鎌を巧みに操る殺戮道化師。呪いを司る能力を持つ。 世界大戦にて戦死。 E:セロード 本格系、特殊技能型。外見はこちら。 タロットカードによる占いを得意とし、未来を透視する能力を持つ。 世界大戦にて戦死。 F:MISSフィアーナ 本格系、特殊技能型。外見はこちら。 恐怖を司る能力を持ち、相手を戦慄させ無力化する戦法を好む。 世界大戦にて戦死。 G:ミスター 不定系、特殊技能型。外見はこちら。 強烈な外見をしているが、有り余る力の暴走を抑える為に自らを十字架に張りつけただけだと本人は述べている。 外見には似合わず神聖魔法を得意とする。 世界大戦にて戦死。 H:キャメロリア ツンデレ少女。猛獣系、速度型。外見はこちら。 韋駄天と称されOVERKILLの中でも圧倒的な高速移動術を持つ。 使用武器は茨の鞭と二丁拳銃『アイリス』。 アイリスには感情を操る不思議な力を宿す銃弾が込められている。 世界大戦で重傷を負い、終戦後は故郷の惑星ティンクルへ帰還する。 I:クークィン ジェクランと共に行動する、特攻部隊を務める男。機械系巨人種、特殊攻撃型。外見はこちら。 ジェクランとは長い付き合いであり、彼には馴れ馴れしい態度で接する。 ずぼらな性格で度々ジェクランに注意されるが、内心は過去の戦争で斬り落とされた自身の左腕の処置を施してくれた彼に感謝している。 ジェクランと共に世界大戦に臨むが、ケイオスの住人たちとの激闘の末に敗北し、戦死する。 J:チャーニー 嘘をつくのが大好きな幽霊の少年。不定系、特殊技能型。外見はこちら。 相手を小馬鹿にする冗談を言うが、それに似合った実力を持ち、自分の嘘を実現させる能力を持つ。 世界大戦にて二度の死を迎える。 K:ターナ 『終焉を告げる者』 の一人である剣士の青年。本格系、安定型。外見はこちら。 種族で最も最強の剣士と謳われた大剣豪であり、その優れた太刀筋に右に出る者はいないと謳われている。 大業物の妖刀『テスタメント』を所持している。穏やかな性格で平時は駄菓子を貪っている。 世界大戦で猛威を振うも、氷冬との一騎打ちで惜敗し、戦死する。 L:トトリー 猛獣系、攻撃型。背に白い片翼が生やしている。外見はこちら。 飛竜部隊副隊長を務める。ドドニーの双子の弟。 黒い直剣『千鳥』を左訊きで振るう。 自身の放電能力により敵を感電させる他にも、千鳥に纏って強力な斬撃を繰り出すこともできる。 + 技一覧 避雷針(ライトニング・ロット) 敵の電気属性による攻撃を絡め取り無効化する。 神槍(ライトニング・ランス) 剣から放った雷が敵を貫通する事で感電死させる。 ★完成体:(名称不明) 自身が黒い剣を模した大剣形態に変化する。 ドドニーはこれを武器に、上空から降下し、刀身に膨大なエネルギーを纏わせ敵に目掛けて豪快に振り下ろす。 M:ガレイク 本格系長種、攻撃型。外見はこちら。 撹乱部隊隊長を務める少女。 + 技一覧 パワーナックル 腕の砲口から火炎弾を放つ。 グラウンドブレイク"激" 地面に腕を叩きつけると標的の真下から火柱が上がる。 グラウンドブレイク"爆" 腕の砲口から出した時限爆弾を地面に設置し、カウントが切れると大爆発を引き起こす。 N:メリオット89(エイティナイン) 貴族生まれの青年。環境系、特殊攻撃型。司る属性は「自然」。外見はこちら。 王子を自称をするが上の者にはかなり忠実である。 闇を纏った黒いレイピア『D』を所持している。 世界大戦にて戦死。 O:ヒュドド 本格系長種、特殊技能型。外見はこちら。 紅茶(特にダージリン)が大好物で平時はティータイムを嗜む。 異空間から自分が望む物を取り寄せる能力を持つ。 世界大戦で重傷を負うがニミェミェの応急処置により一命を取り留め、終戦後は故郷の惑星ティントへ帰還する。 P:ニミェミェ 救護部隊隊長を務める少女。本格系、特殊技能型。外見はこちら。 一見大人しそうに見えるが甘えん坊で人懐っこい性格。 武器はダーツであり無限に投げ飛ばす他、対象に目がけ正確に投げ飛ばす繊細な技術に長けている。ダーツには毒が仕込まれた物や爆発する物がある。 世界大戦で重傷を負った仲間たちの治療を行い続けるが、絶えず現れる患者に手が回らず動揺してしまい、軍が敗北した際は自責の念にかられる。 ヒュドドの慰めを受け、終戦後は故郷の惑星ティントへ帰還する。 Q:ヴィン 『終焉を告げる者』 の一人である伝説の忍。本格系、特殊速度型。外見はこちら。 その正体は元シルヴィ軍のガヘリスの実の兄であり、かつてはガヘリスやクイックと共に忍の道を究める為に日々修行していた。 何よりも力を渇望する野心があり、過去にエクロシアの勧誘を受けてクイックと共に混沌の女神の傘下に加わった。 またその際クイックと共にその勧誘を拒んだ実の弟のガヘリスさえも襲い、瀕死にまで追い込む。 力の為なら強大や仲間にさえ手をかける残虐性がある。 混沌の女神に下った後は新世界を中心的に活動したが猛者共の驚異的な力の前に屈する。 混沌世界が新時代へと突入した際、そこへ訪れてきたミドビィに見込まれ未来軍の兵として新たな道を歩く。 世界大戦にてガヘリスと再会を果たし、決着をつける為に一騎打ちに臨んだが、成長したガヘリスとの戦いに敗れ、戦死した。 R:ドドニー 猛獣系、防御型。背に黒い片翼が生やしている。外見はこちら。 飛竜部隊隊長を務める。トトニーの双子の兄。 自身の能力により岩石を生成することが可能で、戦闘ではそれを纏って戦う。 + 技一覧 ゴーラム 硬く重量のある岩石爪で対象を切り裂き、叩き潰す。 トゥルム 自身を核に岩石が集結し、巨大な塔(ルーク)に変形することで敵の攻撃を防ぐ。 ★完成体:(名称不明) 自身が大きな岩石の爪を模した双剣形態に変化する。 トトリーはこれを武器に、目にも止まらぬ速さで振り回し、無数の斬撃波を四方八方へと豪快に飛ばす。 S:ハイド 『終焉を告げる者』 の一人である少女。本格系、特殊技能型。外見はこちら。 常に笑顔を絶やさない天使の様な優しい性格の持ち主。 ミドビィと何らかの繋がりがあり、その関係は謎に包まれている。 世界大戦には参戦せず(ミドビィ本人に参戦を拒まれている)、終戦後は亡きミドビィの事を想いながら一人何処かへ姿を消す。 T:ギギギ 『終焉を告げる者』 の一人である時計を模した機械のティンクル族。機械系、特殊技能型。外見はこちら。 時間操作の能力を持つ。 世界大戦にて破壊される。 U:ネインちゃん 本格系、防御型。外見はこちら。 「ちゃん」付けで呼ばないと裏人格が出現し、その相手を半殺しにする恐ろしい少女。 武器として改造された愛用の傘『テレちゃん』を携帯している。 世界大戦終戦後は故郷の惑星ティントへ帰還する。 V:ナピネル・メア 『終焉を告げる者』 の一人である謎の女性。本格系長種、特殊技能型。外見はこちら。 非常に無口で四字熟語しか口に出さない。 触れたものを一瞬で消し飛ばす謎の能力を持つが、実際は触れたものを自身が構築した空間へ飛ばすものであり、即死能力ではない。 世界大戦にて戦死。 W:グラディーン 本格系長種、安定型。外見はこちら。 愛機の戦車『ウォーカー』に搭乗して戦う軍人。 世界大戦にて敗北したが、戦場で死ねることを本望と言い残し息を引き取った。 X:オー・ピー・ジー 三匹で一体のティンクル族。不定型、特殊技能型。外見はこちら。 ゼイン同様投薬実験により完成された変異体。長い腕から剣に似た刃を突出させて戦うが、最大の武器は三匹からなる絶妙なコンビネーションアタックである。 世界大戦にて戦死。 Y:イェンザー 睡眠少女。猛獣系、特殊技能型。外見はこちら。 常に眠り込んでおり、激しい衝撃を受けることで目覚めるが、その際に視界に捉えた者を強制的に自身の夢の世界へと誘う恐ろしい能力を持つ。 過去にOVERKILLのあるメンバーが彼女にちょっかいをかけたことで彼女の夢の世界に閉じ込められ、 帰ってきた者は誰一人いなかったことから、組織内でも脅威の存在として恐れられている。 ミドビィ自身も、彼女を勧誘する際は非常に警戒したと述べている。 常に寝ている為か回復力が凄まじく、どんな強力な攻撃を受けても掠り傷で済む。 尋常ではない回復力と自身の能力から、どんな強豪でも決して倒せない存在である(しかし関わらなければ戦う必要はない)。 世界大戦終了後、生き残りの仲間に連れられ故郷の惑星ティントへ帰還する。 Z:ラストノート 『終焉を告げる者』 の一人である最強の男。不定系、安定型。外見はこちら。 ティンクル族でも闇族でもなく、本人は"影の集合体"と自称しているがその真意は謎。強き者を求め未来軍に入軍した。 頂点を極めた英傑の存在であり、あらゆる武器や能力を駆使して戦う。 世界大戦にて戦死。 【未来軍兵士(ワドルディ兵)】 格好は未来軍の紋章が施された黒い制服と黒キャップの着用が義務付けられている(ただし部隊によってそれぞれ異なる)。 軍曹以上の位に着くと格好に制限される事はなくなる。 武器は個人が得意とする物を所持する事が許されている。 バッティンガム 外見は黒軽装と黒帽子を被り、腰元に二刀を携えたワドルディ。階級は「大佐」。 座右の銘はかの有名なアメリカ大統領、ハリー・S・トルーマンと同じ「the buck stops here」(「責任は私が取る」)である。 世界大戦で戦死した。 アイドビン 外見は赤い帽子を被り、腰にピストルをさした隻眼のワドルディ。階級は「少佐」。 会話にフランス語を交えて喋るのが特徴的。 世界大戦で戦死した。 コーズ 外見は白軽装と白帽子を被り、手甲を身に付けたワドルディ。階級は「少佐」。 バッティンガムとは古くからの友人。 世界大戦で戦死した。 ザイン 外見は白靴にコック帽子をかぶり、フライパンを背に帯びたワドルディ。階級は「准将」。 准将だけでなく炊事班の料理長としての面も持つ。 しかし料理長としての存在が濃い半面、誰も彼を准将と見ておらず、部下からもため口で話しかけられる(本人はあまり気にしてはいない模様)。 常に微笑んでいる為か瞼が閉じているが、開くと悪魔の様な恐怖心を震え立たせる血走った眼が露わとなる。 世界大戦で戦死した。 ワドルディ兵(e) 炊事班に食材のお使いを頼まれ混沌世界の某繁華街にて暴挙を企て食材を強奪していたワドルディの兵士。階級は不明。 繁華街のとある飲食店で人を殺めてまで食材を集めていた為、現場を通りかかったレインドの怒りを買い、彼と交戦。 弱体化していた彼を圧倒するが、最後は押さえつけられて敗北。後にザインにより救出され退却した。 世界大戦で戦死した。 【未来軍兵士(科学班)】 プッシー・ラヴァッシュ(Pussy Lavache) 「Club Nintendo(ドイツ版)」で連載されたカービィを題材とした漫画『Kirby und das Geheimnis des Glibbers』(カービィとねばねばの謎)に登場した人物。 裕福な女性の姿(その外見はこちら)をしているが、その正体はバイオスライムと呼ばれる兵器の製造をしていた男の科学者。 未来軍科学班の責任者を務めている。 未来軍崩壊後は職場を追われることを懸念していたが、ジェクランの計らいにより仲間の科学者たちとともに残党軍に加わり、臨時の科学チームを結成した。 Dr.M・シャフニックス(Schaffnix) 『Kirby und das Geheimnis des Glibbers』に登場した人物。 ラヴァッシュの部下の科学者であり、バイオスライムの製造者。 未来軍崩壊後はラヴァッシュ等とともに残党軍に加わる。 Dr.S・R・ゾカル(Socal) 『Kirby und das Geheimnis des Glibbers』に登場した人物。 ラヴァッシュの部下である科学者。 未来軍崩壊後はラヴァッシュ等とともに残党軍に加わる。 【未来軍兵士(その他)】 キッタリハッタリ アニメ『星のカービィ』第9話で登場。 カオスイドラマにおけるキッタリハッタリはMr.シャイン&Mr.ブライトが傀儡(かいらい)として生み出した存在。言わば影武者。 二人曰く、当の本人は既にカービィに敗れて消滅している。 街中で住民たちを男と女に分割して暴れていたところ、黒(ヘイ)とカズネに阻止され、黒の一撃であっけなく爆破して消滅した。 その後、所持していた二つの杖がみるみると変化し、下記のMr.シャイン&Mr.ブライトに変形した。 Mr.シャイン&Mr.ブライト 『星のカービィシリーズ』に登場する敵キャラ。 一人称はMr.シャインが『私』でMr.ブライトが『俺』。 カオスドラマでは、何らかの経路でケイオスに流れ着く。 二人自ら未来軍へ入軍し、二人の力で生み出したキッタリハッタリを傀儡として表向きに活動させる。 街中にて黒(ヘイ)とカズネの二人によってキッタリハッタリが敗れてしまった為、正体を現して彼らを葬ろうと襲いかかる。 序盤は圧倒していたものの次第に弱点を見抜かれてしまい、最期は謎の真実を告げ消滅した。 その数日後、カズネと黒はスカーフィから二人の正体を耳にするが…結果として分かったことは、“二人は何者かに操られていた”らしい。 + 技一覧 回転突撃 両者使用可能の技。 回転をかけて繰り出す強力な突撃。 空中で自転することでより強力な攻撃力を得る。 メル 両者使用可能の技。 速度の高い敵キャラクターが使用できる高速移動能力。 瞬時に地面を何度か蹴ることで、消えたようにしか見えない。 コウリキ Mr.ブライト専用。 防御力の高い敵キャラクターなら誰でも使用できる防御力上昇能力。 自身の体を鉄のように硬化させる。 月影(つきかげ) Mr.シャイン専用。 爆発的な脚力で空を蹴って移動する。 太陽拳(たいようけん) Mr.ブライト専用。 某漫画に登場したあの技。 強烈な光を放ち敵の目を眩ませる。 月光斬(げっこうざん) Mr.シャイン専用。 月を模したカッターで切りつける。 太陽光線(ソーラービーム) Mr.ブライト専用必殺技。 超高熱を帯びた閃光を放つことで、敵を一撃で溶解する。 最大出力で放てば広範囲に広がる攻撃を繰り出せるが、その分体力が消耗される。 ムーンスクレイパー Mr.シャイン専用必殺技。 地に描く三日月のエフェクトと共に、見えない刃で敵に血煙を上げさせる。 本来ならばほぼ一撃必殺技に値するこの技だが、使用した相手がカズネだった為、ただダメージを負わせることで失敗している。 また、黒には感覚で読み切られている。 黒の三人衆 『黒の三人衆』(ブラック・トロワント)と称されているダークマター族の三兄妹弟。 ダークリムロ・リムル・リムラの後継者として新たにゼロの配下に加わったダークマター山頭火。 三人それぞれの戦闘力は高く、前者の彼らとは比べるほどでもない。 大戦争時代では主であるゼロの命令で新世界を襲い尽くしていたが、その間に大戦争が終盤を迎え、主君のゼロが死去した為そのまま新世界を彷徨う。 突然姿を現したミドビィとの出会いにより、主と関わる人物と見なして彼の配下、即ち未来軍へ入軍する。 実質的な幹部ではないが、彼らに引けを取らないほどの遂行力でミドビィからも一目置かれている。 狙った獲物は確実に抹消するが、時々上の命令に従わず三人で行動することから、仲間から「不動の三頭猟戌」(ケルベロス)と称されている。 未来軍の第二本拠地である海底要塞にて、マルク筆頭のケイオスの住民たちと交戦するが倒され、消滅した。 ケケ 詳細はキャラページを参照。 ワドルドゥ隊長 シルヴィ軍にも所属し、未来軍に就いた後も戦果を挙げている。兵器発動の指揮権を持つ。 なおアニメ『星のカービィ』に登場するワドルドゥ隊長とは関係がない。 【未来軍の兵器】 カルヴァリー 未来軍が所有する巨大宇宙戦艦。空中戦艦要塞であり、未来軍の第三本部として機能している。 ケイオス内に点在する戦闘種族、或いはその組織等を鎮圧し、星を征服する為にティントで建造された。 様々な兵器が搭載されているが、動力源は不明。全長3000m以上、全幅855m、全高890m。 全てを覆い尽くし破壊する力を備わっている。 シルヴィ軍が所有し第二次カービィ族反乱の戦で戦士等を圧倒させた『ファウロン・ネオ』と比較すると科学力、攻撃力、防御力、機動力は桁外れ。 敵艦、敵陣を圧倒する大砲の数は少なくとも200問以上あり、その他数多くの機動兵器も搭載している。 名称の由来は、キリストが処刑された場所から。 ウィリー 未来軍はこれを移動手段として使用する。 隊長格専用のグランドウィリーも存在する。 エグレテム砲 超巨大要塞砲。 その巨大な砲身から放たれる一発分の砲撃で、目の前の景色を一瞬にして焦土とする程の凄まじい破壊力を誇る。 その大きさに似合わず180°の方向転換が可能。しかし1°~180°までの移動時間は20分と長く、また転換中は砲撃ができないためかなりの隙が生じる。 また、一発分の砲撃後、最低でも約10分のタイムラグが生じるため、弾をつぎ込んでもすぐに迫撃することができない。 バイオスライム スライム状の有毒ガス。緑色をしている。 触れただけでその猛毒が体に回ってくる上、火をつけると爆発するという性質を持つ。 生ける生命に襲い尽す凶暴性も兼ね備えている。 全身を麻痺させ死に至らしめる。 【未来軍用語】 最終完成体能力者(レットイレイツァ・アルジェントグレイター) 詳細は「こちら」を参照。 未来軍、特にOVERKILLの全員が持つ形態変化である。それぞれが持つ最終完成体能力者としての名は伝説上の生き物、あるいは神々の名がつけられている。 この形態が備わっている能力者は以下の特殊能力が使用可能となる。 中には特殊な力が備わったアクセサリーを使用する事で発動できる物も存在するが、結局は鍛練を積んでいなければ技の効果は皆無である。 また、ティンクル族に限らず飛び抜けた戦闘力を持つ幹部や一部の兵が使用できるものもある。 特殊能力一覧 + ... 変幻軸(ゲラーデ・クルヴェ) ティンクル族が使用する“ホバリング”を超越した移動術。 目にも止まらぬ速さで直線を駆け抜ける他、滑らかな曲線を描くようにも高速移動できる。 風の軌道に乗って移動すれば空中でも高速移動が可能となる。 光柱(リヒト・トゥルム) 星のゴールドアクセサリーを使用する事で発動可能。 技名の口上でアクセサリーが発光すると、魔法陣が敵を閉じ込め、陣内に光の柱を落下させて絶大的なダメージを負わせ圧殺する。 他の兵も使用可能。 聖雪(ハイリッヒ・シュネー) 雫のブルーアクセサリーを使用する事で発動可能。 技名の口上でアクセサリーが発光すると、対象一体の周辺に雪が展開され凍結させる。雪で凍結させた地面を滑り移動する術としての用途もある。 また、OVERKILLのみ使用可能のその派生“聖吹雪(ハイリッヒ・シュネーシュトゥルム)”も存在し全対象を凍結させる事が出来る。 上記の“変幻軸”を習得できないティンクル族以外の兵の殆どはこの移動術を使用している。 火刃(フェルト・メッサー) 四角のレッドアクセサリーを使用する事で発動可能。 技名の口上でアクセサリーが発光すると、光がそのまま術者の剣・刀に注ぎ込まれ、武器自体に特殊な呪いが掛かる。 呪いがかけられた事により、抜刀の摩擦程度で刀が発火し、武器自体の攻撃力が上昇する。 地面や壁、天井などに突き刺すと火柱を起こし対象を燃焼させる他、行く手を遮断したり敵からの攻撃を防ぐ用途もある。 他の兵も使用可能。 十鏡(クロイツ・シュピーゲル) 十字架のシルバーアクセサリーを使用する事で発動可能。 技名の口上でアクセサリーが円形の鏡の盾と変形し、敵の攻撃を防ぎ、遠距離攻撃ならば反射する。 他の兵も使用可能。 BGCOLOR(silver) 関連ページ シルヴィ軍団
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/801.html
429 未来のあなたへ10 sage 2009/07/14(火) 12 25 00 ID 2CIwq8b8 トラ トラ トラ 起床。 ぱちりと目が覚める。手を伸ばして鳴る前の目覚まし時計を止める。寝起き直後にも関わらず、全身に気力が充実していた。 窓の前に立ち、カーテンを開ける。日も昇っていない住宅街。新聞配達のバイクと、それに吠える犬だけが音を立てている。 未だに眠る街と、今日という日の訪れを私は祝福してやった。ハレルヤ、ハレルヤ! 顔を拭き、髪を梳かし、身だしなみを整えてから部屋を出る。台所に行くと母が目をしょぼしょぼさせながら朝食を準備していた。 「おはようございます、母さん」 「ふあ、あ~あ~……んー、おはよう優香……ぐー」 「寝ながらキャベツの千切りをしないで下さい」 この人はいつか絶対に指を落とすと思っているが、それにしたって二十年も無傷でいるのは信じがたい。酔拳ならぬ睡剣でも会得しているのだろうか。 ともあれ、私も台所の一角を借りてお弁当の準備を始めた。基本として昨夜の残りに冷凍食品、卵焼き等の簡単な調理、それから御飯を冷ます作業だ。 下ごしらえを済ませ、後は詰め込むだけにしておく。ちなみに一切混入物は使っていない。正真正銘、ただのお弁当だ。 兄の食事に体液の類を混入する行為はあの日から全く行っていない。 それどころか、私はあれほど熱心に行っていた収集行為からも綺麗に足を洗っていた。分別した諸々の品も、そのうち処分する予定だ。 考えてみれば当然の帰結で、あれらは想いを相手に伝えられないことに対する代償行為だったのだから。もはや本人に想いをはばかる必要がないのなら、欲求が解消されて当然だった。 それにしても、カミングアウトした方がまともな趣味に戻るだなんて、皮肉もいいところだ。 兄の部屋に入る。既に日は昇っているが、カーテンは閉じており部屋は暗い。ベッドでは兄が手足を投げ出していびきをかいている。寝相は悪い方なのだ。 それなりに散らかった部屋を横断し、布団をはだけて大口をあけて眠る兄の横に潜り込む。好きな人の温かさと匂いに包まれた。ああ。 大の字になった兄の脇に、体を丸めた体勢。もぞもぞと位置を調節して、兄の腕を頭の下に持ってくる。腕枕万歳。 大きく息を吸い込む。少し汗くさくて、それから日向の匂いがする。私の好きな匂いだ。 ぐにぐにと腕に頭を押しつけると、鍛えられた筋肉が適度な弾力で押し返してくる。くすぐったいのか、兄が寝たまま呻き声を上げた。 430 未来のあなたへ10 sage 2009/07/14(火) 12 26 44 ID 2CIwq8b8 「う、うう~ん……」 「なーお」 おっといけない。発情期の猫のような声を出してしまった。はしたない。 御機嫌な私とは裏腹に、兄は割と寝苦しそうだった。まあ、それはそうだろう。 暦は既に6月後半に入っており、朝とはいえ人間二人が同じ布団に入っていれば暑苦しくて仕方がない。兄の首筋に浮かんだ汗を拭い、舐める。しょっぱい。 私自身は心頭滅却や脳内麻薬でどうにでもなるが、暑苦しそうな兄は可哀相だ。 すぐ側にある兄の脇腹をパジャマ越しにつつく。嫌がって身をよじる。つつく。よじる。つつく。よじる。つつく。よじる。兄さんきゅんきゅん。 調子にのっていたら肋骨の隙間に入ってしまった。げふっ、と兄が呻き声を上げる。いけない、流石に起きる。 うっすらと開く瞼を前にして、私の全身を甘い痺れが駆けめぐった。 想いを認識されてはいけないという体に染みついた習性と、もはや隠す必要はないのだという開放感がせめぎ合う。それは性的な快感にも似ていた。ふう、ふう。 兄の視界に収まった瞬間、イッた。 「ん……ふあーあ……え、優香?」 「あう、ん……」 びくびくと体が跳ねる。パジャマの一部と下着がぐしゃぐしゃになってしまった。着替える前でよかった。 兄は状況が把握できず、混乱しているようだった。 「ゆ、ゆゆゆゆゆゆ優香? なにやってんだお前」 「おはようございます、兄さん。良い朝ですよ」 「あ、おはよう……じゃないっ!」 腕枕を引っこ抜かれて、転がるようにベッドから降りてしまう。ああん。 それから部屋の真ん中に座らされ、しばらく説教を受けた。曰く、年頃の女の子が同衾なんてどうたら。大体お前はそんなキャラじゃないだろうんたら。真面目な表情萌え。 その説教も、私が一言「好きですから」と挟むと真っ赤になって黙ってしまった。ああ可愛い。 「可愛いですよ、兄さん」 「お、お前なあ。さっきから男、それも兄貴に向かっていうことじゃないだろ」 「いいえ、いいえ、これはある種の真理です。何故なら私は」 「わー、わー! わかった、わかったから!」 また赤面するようなことを言われると思ったのか、パタパタと腕を振って言葉を遮る兄。だからそういうところが可愛いんだっての。 それにしても、ああ、自分を隠さないで済むというのはなんて楽なんだろう。今まで水の中に潜っていたようなものだ。 もちろん節度は弁えている。ベッドに顔を埋めてくんかくんかしないし、愛液で濡れた股間は巧みに隠している。 そんなものを見せつけてはドン引きされるからだ。兄の中の私のイメージを崩さない範囲での立ち回りが要求される。 それが窮屈ではないかと聞かれれば、私はまさかと答えよう。今までに比べたら全然どうってことはない。 431 未来のあなたへ10 sage 2009/07/14(火) 12 27 12 ID 2CIwq8b8 一度部屋に戻ってパジャマとパンツを替え、普段より遅れて食卓に着く。 父は私に一瞥もせず、兄は照れ臭そうに視線をそらした。母は例によって二度寝したので姿は見えない。 二人ともすでに朝食は進めていた。特に父は食後のお茶を淹れている段階だ。 私は遅れを取り戻すため、猛烈な早食いで朝食を終えた。年頃の乙女的に描写は控えさせてもらうが、兄より早く食べ終わった。手を合わせてのごちそうさまは忘れない。 目を丸くしている兄を尻目に食器を片付け、お弁当を詰める。今日は悪戯心を発揮して、ご飯の上に桜でんぶでハートマークを描いた。 箱を開けた時の兄の反応を想像して、くすりと笑う。 詰めたお弁当をテーブルに置いておき、兄と入れ替わりに歯を磨いて顔を洗う。部屋に戻って身だしなみを整える。 とはいえ私にとって最大限に魅力を発揮すべきなのは家庭内なのだから、兄の部屋に行く前に必要な分は済ませている。 制服に着替え、兄のベッドに転がることで乱れた髪を整える、程度。私がナチュラルなメイクを好むのも、それが家庭内でも維持できるからだ。 時間割の確認は前日に済ませているから、ここで兄に遅れた分を取り戻せる。 鞄を掴んで玄関に向かうと、兄が座って靴紐を結んでいるところだった。素知らぬ顔をして並ぶ。 「いってきまーす」 「行ってきます」 登校する。今日の天気は晴れだった。 家を出てしばらく二人で歩いていると、ふと兄が呟いた。咎めるような響き。 「優香、あのさ。さっきのことだけど。やっぱりああいうのはやめろよな」 「指示語ばかりで意味が不明瞭です」 「だからその……朝起きた時に布団の中に潜り込んでくるとかさ、父さんや母さんに見つかったらどうするんだよ」 「嫌でしたか?」 「いや、嫌っていうかそういう問題じゃ……」 「嫌でしたか?」 腕を組む。慌てて兄が体を暴れさせれるが、この身に培った技術を尽くして振り解かせない。 歯切れの悪い否定を繰り返す兄に、しばらく体を擦りつけて「嫌でしたか?」の質問攻めを繰り返して本音を引き出す。 「そ、そりゃ嫌じゃなかったけどさ……いい匂いがしたし」 「大丈夫ですよ。あの時間帯でしたら、ほぼ確実に父は朝食で母は二度寝。発見される可能性は極小です」 そんな言葉で安心させて 後は手を離し、雑談をしながら登校した。 もちろんリスクはある。 兄の布団に潜り込んだ時は部屋の鍵をかけたし、お弁当を詰める時も父の視線には注意を払った。 けれどリスクは消えない。ああいうことを続けていけば、露見する可能性は飛躍的に高まるだろう。 リスクの管理をすべきだが、もっと大事なこともある。それは兄にこのリスクを感じさせないことで、それは詐欺に等しい。 そもそもリスクとリターンという観点から見るならば、妹など無意味に巨大なリスクが付随する相手でしかない。まず、真っ先に恋愛対象から外れるはずだ。 それを覆すには、魅力というメリットを最大限にアピールしつつ、リスクを隠蔽しなければならない。でなければ勝ち目はない。 あんな風に兄の布団に潜り込んだのも、気楽を装うことで近親相姦のリスクを軽く感じさせるためだ。詐欺に等しい。 私は……まだ揺れている。 こうして状況をコントロールしようとするのは、結局恐ろしいからだ。兄に全てを委ねる覚悟で、あんな告白をしたのではなかったのか。自分の軟弱さに嫌気がさす。 私は、人の思いが移り変わるものであるということを知っている。私にとってそれが希望であり、最大の恐怖でもある。 何故なら。兄の思いが私に移り変わる可能性があるのならば、私の思いが兄から移り変わる可能性もあるのだから! その二つに価値の差がないのだとしたら、どちらが建設的かは自明の理だ。私はそれに対して、一切論理的な反論はできない。 432 未来のあなたへ10 sage 2009/07/14(火) 12 28 20 ID 2CIwq8b8 高校に着いて兄と別れた後、着替えて朝練に参加する。脳裏に充満するネガティブな思考を昇華するように、打ち込む。 体の切れは良い。一つ二つ格上の相手にも勝てそうだった。兄に告白してからずっとこんな調子だ。今までどれだけ鬱屈していたのだろう。 朝練が終わった後は汗を拭って制服に着替え、近しい年齢の部員で渡り廊下に集まっておしゃべりに興ずる。私にとっては息抜きではない、実用だ。 話題はおおむね下らない。練習の辛さ、先輩方への文句、顧問への苦情、格技場の臭い、肌の荒れ方、痛めた背中、男っ気の無さ。そんな程度だ。 話題そのものに大して意味はなく、親睦を深めるためのツールに過ぎない。 「けど榊さん、最近機嫌いいよね」 「そうそう、だよねー」 「そうですか?」 「だって榊さん、走り込みしてる時に鼻歌唄ってるじゃない。あれはびっくりしたわ」 「それは……気付きませんでしたね」 雑談を終えて解散すると教室に向かう。席に着けばすぐにチャイムが鳴った。今日も兄に会えない時間が始まる。 そうだ、昼食を一緒にしよう。 433 未来のあなたへ10 sage 2009/07/14(火) 12 29 22 ID 2CIwq8b8 昼休みのチャイムが鳴った瞬間、授業中にずっと考えていたことを実行する。 携帯の短縮一番をコール、しながら鞄を持って歩き出す。食事に適した場所は既に割り出してある。 『もしもし?』 「兄さん。たまには一緒に昼食を摂りませんか」 『え、いや。まあいいけど……』 「では旧校舎のあたりで合流しましょう」 『あ、柳沢も一緒でいいか?』 「ダメです」 通話を切る。昇降口で靴を履き替え、旧校舎に向かう。気付けば私は鼻歌交じりに歩いていた。なるほど、たしかに。 途中、昼食に適した場所を探す。日は既に天頂にあり、気温はかなり高い。日陰で、湿気が少なく、そして校舎から視線の届かない場所。余り遠くに行くのも面倒だ。あった。 旧校舎の影に隠れていると、のこのことお弁当を片手にぶら下げた兄が来た。まるきりの無警戒。微笑ましい馬鹿だ。 さっと飛び出して、腕を引っ張る。面食らった兄は訳もわからずに付いてきた。 「こんにちは、兄さん」 「お、おお。どうしたんだ、優香」 「ああ本当に、お馬鹿さんですね兄さんは」 「いきなりひどっ!」 仲が良すぎる兄妹だなんて噂されたくないからに決まっている。それ自体は下卑た憶測に過ぎなくても、間違いなく正鵠だ。 私が目星をつけたのはプールの影だった。校舎から死角となる、コンクリートの基礎部分。プールによって日陰ができているし、何より風通しが素晴らしい。 地面が固いのと敷物の類を用意していなかったのが難点だが仕方ない。ぱっぱと砂を払って座る。兄もぺたんとあぐらをかいた。 「おお、涼しいな」 「ですね。思いつきの割には上手くいきました」 「思いつきかよ! なら、優香がこっちの教室に来ても良かったんじゃないか? そうすれば柳沢も一緒だったのにさ」 「私が二年のクラスで食事などしたら一瞬で噂になります。それに二人きりになりたかったですから」 「あう……」 兄で遊ぶ。ああ可愛いああ可愛いああ可愛い。 赤面して俯いた兄の可愛さが酷かった。ヤバい。もうダメだ、もう戻れない。好きな人に好きと言うことの喜びを知ってしまった今、もう以前の私には戻れない。 それほど、嬉しいし楽しい。ああ、本当に私はルビコン川を渡ってしまったのだなと、そんなことで実感した。 空気を誤魔化すようにお弁当を開けた兄が盛大に吹き出したのはもはや様式美ですらある。 当然のようにご飯に描かれたハートマークについて泡を食って問い質されるが、私の返答はとっくの昔から決まっている。 「どうもうこうも、そのままの意味ですよ。私は、貴方が好きなんです」 「う、うぐう……て、ていうか。こんなの人前で開けたらどうなるんだよ、それこそ目立つじゃないかっ」 「ですからこうして、人目のない場所に来ているではないですか。織り込み済みですよ」 「嘘つけ、さっき思いつきって言っただろ」 「兄さんのくせに一々生意気ですね」 「じゃいあん!?」 どうでもいい話をしながら昼食を共にする その中で六度ほど兄を赤面させながら、私はどうにかして毎日昼食を共にする算段を練っていた。 お互いの教室に出向くのは当然不可。こうして二人での逢引きも、毎日続けていれば発見される可能性は飛躍的に高くなっていく。 それなら、見つかっても問題のない形態をとるべきだが、それが今一思いつかない。 危惧すべきは関係を類推されることで、それを避けるには第三者を入れるのが手っ取り早い。しかしそうなれば二人きりではなくなってしまい、本音で語り合えなくなる。本末転倒だ。 藍園さんのように事情を知る人間ならちょうどいい隠れ蓑になったのだが。残念ながら彼女は社会人だ。今から作るのも非現実的。 結局、リスクを取るか欲求を取るかの話になる。それなら私は 「兄さん。これからもたまには一緒に食べませんか?」 「え、別にいいけど……どうせ家で一緒に食べてるだろ? 別に学校でまで」 「そんなものは兄さんとイチャらぶしたいからに決まっているでしょう」 赤面七回目。 そんな風にして、昼食は終わった。大満足と言える時間だった。 これで午後も授業と部活に集中できる。 434 未来のあなたへ10 sage 2009/07/14(火) 12 29 57 ID 2CIwq8b8 特筆することもなく午後の授業とHRが終わる。 鞄を掴んで教室を後にしようとした私に、割と軽めのクラスメイト(男子)が声をかけた。 「榊さん。今度の日曜、クラスのみんなで遊びに行くつもりなんだけど、榊さんもどう?」 「……」 日曜日に部活はない。彼の後ろを見ると、期待した顔の男子が三人、女子が一人。 このクラスになってから二か月。まだお互いを知りたがる期間は終わっていないようだった。そこには男女としての意味も多分に含まれる。 はっきり言ってこんな時期にくそくらえだが、バッサリ断るのではなく、高校に入ってから私はもう少し器用なやり方を覚えていた。 「すみません、家族と約束があるんです。もしよければ友達を紹介しましょうか?」 「え、榊さんの友達?」 「はい、部活の関係で。今日相談すれば、明日にでもわかると思いますが」 それで話はついた。あとは部活の同輩にお願いすれば、一人か二人は釣れるだろう。資料用に彼等の携帯写真を撮っておく。 結局、彼等も彼女等も、異性と仲良くなりたいだけなのだ。それを軽蔑などしない。私だって行動原理は全く同じなのだから。 中学までは、この手の誘いは全て一刀両断にして高根の花と揶揄された。それよりはこうして仲を取り持って、自然に興味から外れる方がいい。 誰とて高根の花より路傍のタンポポを選ぶものだが、中には興味半分に摘みに来る輩がいて、それが非常に鬱陶しいのだ。 もっとも、私の趣味は高嶺のタンポポとでも言うべきものだけれど。 格技場に赴き、更衣室で柔道着に着替えてから部活に参加する。 走り込みで校舎を回る際、ペースを落として知人の何人かで固まり、例の話を切り出した。 途端、顎を上げて走っていた彼女達が凄い勢いで食いついてくる。なんだろう、異性の話をすると体力が向上するのだろうか。 話の焦点となったのは、彼等の容姿レベルだった。更衣室に戻ってから写真を見せることは約束したのだが、ああだこうだと益体もない品評会が始まってしまった。 資料もない状況で話がまとまるわけもなく、個人的見解の言い合いになったところで先輩に見つかり怒られる。 ちなみにその後、更衣室で固まって写真を品評した結果は『中の中』とのことだった。 二人希望者が残ったので、明日にでも伝えておこう。それなりに可愛いので文句も出まい。 やれやれ、疲れた。 ちなみに、こういうやり方を教わったのは柳沢先輩からだった。人間関係とはつまるところ技術とノウハウだ。次はもう少し上手くやろう。 先輩から格技場の掃除を命令されたせいで、いつもより下校時刻が遅れてしまった。理由はもちろん品評会の件だ。 兄はもう行ってしまっただろうな、とトボトボと校門を目指す。こんなことなら教室での誘いなどバッサリと断っておくべきだったかもしれない。 けれど、校門の脇で、ぽつんと兄が待っていた。 「兄さん」 「ああ、優香。帰ろっか」 そのまま、なにも聞かずに連れ立ってバス停に向かう。部活から帰る自転車の生徒が、何人か横を通り過ぎて行った。 兄は待っていてくれた。 今日は朝からずっとこの人にちょっかいをかけていた。布団にもぐりこみ、通学路では腕を組んで、昼休みには七度赤面させ。 これで放課後も捕まったら、どういう目に遭うかは馬鹿でなければ想像もつくはずだ。 正直、最近の攻勢はかなり強引なアプローチだった。避けられても無理はないだろう。 それでも兄は待っていてくれた。 そうして胸がいっぱいになり、言葉が詰まる。せっかくの下校なのに、兄も黙認していたのに、何も手出しできなかった。 ただ、兄の話すことに小さく頷いて、その指先と右手を繋いで歩くだけだった。 435 未来のあなたへ10 sage 2009/07/14(火) 12 30 43 ID 2CIwq8b8 ――――私は兄を信仰している。 勿論、私は兄が完全とは程遠い存在であることを理解している。私は兄の正しさを信仰しているのではない。だから口出しもするし手出しもする。 もっと根深く、もっと単純なことだ。 私は、この人がいるから生きてこれたのだと。この人の優しさがなければ、私は生きてはいられないのだと。 太古の人々が天と地を崇拝したように、私はこの人の慈悲を乞う。荒削りで、原始的な、私だけの信仰だ。 表面的にはどうあれ、兄が上位であり私が下位にある。私はあの人には絶対に勝てない。そういうふうにできている。 歪みだ。個人が個人に向ける感情として、これほど歪んでいるものはない。 けれど私は、そんな現状に満足している。兄のためなら、微笑んで人を殺せるし、命を投げ出せる。 私は狂信者(Fanatic)でもあるのだから。 今日の夕食は一家揃ってのビーフシチューだった。付け合わせはポテトサラダ。それから野菜ジュースがたっぷり。割と豪勢な食卓だ。 何やら母の機嫌が良かったので、聞いてみたらパート先で若い社員(男性)に親切にされたのこと。 いや、夫の前でそういうことを言うのはどうなんだ?(少なくとも私なら怒り狂う)と思ったが、父は当たり前のようにシチューを啜っていた。 私は毎日、兄に気持ちを伝えようと心に決める。 まあ、母の容姿ははっきり言って年相応の十人並みだ。この年なのだから舞い上がってしまっても無理はないかもしれない。 ちなみに私の顔立ちは父譲りで、若い頃は相当モテたとか聞いたことがある。性格が致命的だったらしいが。 さておきそんな機嫌のいい母の話に対して、私と父は内心はどうあれ流すだけなので、相手をするのは兄の役目になる。 「ええー、でも母さん。浮気とかはダメだからね」 「そんなのじゃないわよー。健太より少し年上ぐらいの子なんだし」 「ていうか、父さんもさー。たまには母さんのこと褒めてあげなよ~」 「そうなのよねー。この人、全然そういうこと言ってくれないのよね~」 「……」 なんだろう、このテンションは。話を振られた父に心底同情する。 とはいえ、私もスイッチが入った時のテンションについては、後で頭を打ちつけたくなることも多い。自戒が必要だ。 それにしても、この二人はどうして夫婦などになったのだろう。昔から何度も考えてはいたけれど、あまりにも相性が悪い。 いや、この二人でなければ私達が生まれてこないのだから感謝はしているのだけれど。 「そういえば、なんで母さんは父さんと結婚したんだっけ?」 「……聞かないで」 しかも、禁句らしかった。なんでだ。 436 未来のあなたへ10 sage 2009/07/14(火) 12 32 27 ID 2CIwq8b8 夕食の後はそれぞれ自由時間になる。空いた順に風呂に入るが、それぞれの行動はまちまちだ。 統計的には、私と兄が自室で予習復習自主トレ、母が居間でテレビや雑誌を見て、父が自室で調べものをしていることが多い。が、ばらつきもある。 つまり、この時間帯は兄といちゃついてはいられない。例えば部屋で行為に及んでいたとして、何かの気まぐれで父か母が訪ねてこないとも限らないのだ。 もちろん部屋に鍵をかけられるが、そうなれば兄妹二人で鍵をかけた部屋の中で何をしていたんだということになる。結論するなら何もしないのが上策だ。 と、私が部屋でこれからの計画を立てていると兄が来た。 話したいことがあるらしい。何を考えているんだろう、この人は。論理的思考をして欲しい。 もちろん喜んで受け入れる。部屋に鍵をかけた。下着を確認、色気のないスポーツブラに縞パンだ、しまった。いや、ここは前向きに考えるべきだ。こういうのが趣味かもしれない。 瞬間的にかなり迷ったが、私がベッドに座り、兄には椅子に座ってもらう。その気になれば即座に私を押し倒せる位置関係だ。ああ処女膜よ、どうか激しい運動で破れていませんように。 私が益体も無いものに祈っているうちに、とりあえず、といった感じで兄が話し出した。あまり緊張している風ではない。 「いきなりごめんな。なんかしてたか?」 「いえ、明日の計画を立てていただけですから。それで何の用でしょうか」 「うん」 私をじっと見る、真剣な目つき。思わず濡れ……じゃない、緊張した。状況に即応できるように脱力する。 と思ったら、兄はふにっとどこか照れくさそうに頬をかいた。何なんだ一体。 「優香は、その……なんで、俺なんだ?」 「は」 「ほら、だって優香は美人だし、よく気が付くし、頭もいいし、料理もできるし。俺よりもずっといい男と付き合えると思うんだけど、どうしてその……俺なんだ?」 それは今日の夕食にも出た話題だった。そうか、兄が本当に聞きたかったのは母にではなく私にだったのか。 顔を赤くしながら、けれど真面目な視線で兄が聞く。ずっと疑問に思っていたことなのか、質問の仕方は兄にしては纏まっていた。 というか、今更過ぎた。 本来ならもっと事前、告白のときに聞いてしかるべき話題だと思うのだが。いや、そもそもこんなことを聞くほうが男として間違っているか。 とはいえ兄としては、まず兄妹間での恋愛感情というものが理解し難いのだから、理由の追求は分からないでもない。 私としては兄への好意は当たり前のことで、そういう意味でも今更だった。とはいえ性格柄、一応の分析は済ませてある。それを伝えればいいだろう。 「兄さん。私は」 昔から、感情の起伏が少ない人間だったこと。 それは性格というよりも障害のレベルで、そのままならば他人の痛みが分からない人間になっていただろうこと。 それでも私がこの場所にいられるのは、兄が私の分まで泣いて笑ってくれたから。 私の自我にぽっかりと空いた、良心や倫理のあるべき欠落。兄の存在だけが、その空虚を満たしてくれること。 私は、私に欠けている全てを持った兄を想うことで、ようやく普通の人間になれるのだと信じている。 437 未来のあなたへ10 sage 2009/07/14(火) 12 33 22 ID 2CIwq8b8 そんなことを、ありのままに伝えて 「以上です」 「……」 部屋を沈黙が支配した。 私は、もはや言うべきこと全てを言い終えた故の沈黙。 兄は、言うべき事を失った故の沈黙。はっきり言って、引いていた。 重い。 空気が、重い。それは、私が兄に背負わせようとしているものの重さなのかもしれない。 私が、兄に背負わせようとしているものは、私だ。 愛した相手がたまたま兄だった、とか、そういう次元ではないのだ。私は、兄を愛するしかない生物なのだ。 心変わりは、無い。今までも、そしてこれからも、私は貴方の後ろにいて、貴方を見ている。私が私である限り。 それを受け止めようとするのなら、近親相姦の禁忌と共に、一生背負っていかなければいけない。 二重の地雷だ。引くのも当然だろう。 だけどそれでも、私は自身の根っこに関することで、兄に対して、嘘をつきたくは無かった。 小細工ならばいくらでも行おう。性癖やアピール、そんなものは枝葉末節に過ぎない。 だけど嘘をつけないものがある。他でもないこの人にだけは、本当にわかってほしいものがある。受け止めてほしいものがある。 私は貴方のためなら誰でも殺せるし、命も投げ出せる。それは喜びなのです、それは歓びなのです。 だから私の全てを、貴方に託します。どうか裁いてください、どうか赦してください。それが私の信仰です。 それは、ああ、兄さん。それが何より重い、私の罪なのでしょう。 兄を好きになったことではなく、兄の人生に私を背負わせようとすること、こそが。 そうして、貴方はもう二度と笑えない。 そんなものを背負ってしまったのなら。あの、日向のような無邪気な笑いは、もう二度と綻ぶことは無いのだ。 「……」 「その……優香」 「返事は、まだでいいですから。よく考えて、後悔の無いようにしてください」 「ん……そう、だな。それじゃ」 「はい」 どんよりとした空気を引きずって、兄が私の部屋を去る。 一人残された部屋で私は、少しだけ自己嫌悪して、少しだけ天罰を祈って、少しだけ笑って、両手を組み、膝をつき 「ああ……兄さん」 笑顔を失った今の兄でさえ、私はこの上も無く愛していることに、深く深く感謝した。
https://w.atwiki.jp/dora-eroparo/pages/11.html
小説保管庫 現在までに投下された小説の保管庫です。一応Wikiのメインです。職人さんに感謝! ページの都合により、投下合計のサイズが*30KB以上の方のみ作者別リストに載せています。ご了承ください。 30KB以下の方はその他作者リストに記載していますのでよろしくお願いします。 お手軽プロローグ(ご自由にご使用ください) 作者別一覧 へたれ作家Aさん 秋森良樹編 短編集 鱸さん 栗原朝美・犬山小笹・犬坂小波・他多数(TRIGRAM8とのクロス) 裏ドラさん 裏ドラ なげっぱなし字書きさん 笹本夕貴・早良須美 編 短編 大人のポケットさん 大人のポケット 48さん 長澤春奈・星野マドカ・葉月薫流・愛沢エリナ・中野比奈・水鳥夏実 編 鬱さん もしもポケットを拾ったら~斎藤明人の場合~ ◆uSuCWXdK22さん 黒ネギぼうず(魔法先生ネギま!とのクロスオーバー作品) あいつが来る(名探偵コナンとのコラボ作品) 地ニ黄色キ満開之上(黒ネギぼうずの番外編) ID 0jujgoQQさん 静香の贖罪 【完結】 村人Aさん その他の作者の方々 色々